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川崎工廠>川崎工廠長出張報告書>防衛省技術研究本部防衛技術シンポジウム視察報告書
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防衛省の装備品研究開発機関・・・「技術研究本部(以下「技本」)。 毎年11月に行われるこのシンポジウムは、技本が日ごろの研究成果を発表する機会の場です。このシンポジウムは関係者のみならず一般人の参加も可能であり、最新技術を目の当たりにできる唯一のチャンスの場でもあります。 今年は11月13日、14日に開催され、2日目に参加することとなりましたので、そのご報告です。 *川崎工廠は技本の下部組織、という設定な為、毎年参加していた方が良かったのですが・・・ホントに一般人が参加でき るのか不安で見送っていました。 *技本の下部組織、といっても川崎工廠はあくまで架空組織ですので、シンポジウムには出展していません。 |
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会場は防衛省近くのホテルで開催されています。 シンポジウムは宴会場を数箇所貸切り、技本所属の自衛官や研究員の方々の講演会場と、各研究所ごとに分類された展示品会場の2つに分かれています。 到着早々、「シンポジウムガイドツアー」に参加しました。 これは、各ブースを回って担当者が概要を説明してくれるというものです。初めて参加するので、助かりました。ちなみに1時間程のツアーです。 ←パネル展示 今年は技本設立60年を記念して、技本60年の沿革展示や、記念講演が開催されていました。 *写真は艦艇装備研究所の紹介パネル。 |
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■艦艇装備研究所ブース ←艦船設計図面作成今昔。 ↓艦船技術研究所川崎支所の研究発表コーナー |
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↓将来の護衛艦はこうなる!? | ||||||||||||||||||||
↑潜水艦を捕捉するためには必要な「ソノブイ」 | ↑潜水艦を攻撃する「新アスロック」試験品 | |||||||||||||||||||
■他研究所展示品 | ||||||||||||||||||||
↑航空装備研究所 航空機モックアップ各種(P−2J対潜哨戒機、C−1輸送機、XF−2) |
↑航空装備研究所 航空機用エンジン(中央のは偵察ヘリコプターOH−1用) |
↑電子装備研究所 将来統合無線機1型(右)と2型(左) |
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↑防護衣の改良型 | ↑先進技術推進センター 統合防空シミュレーション(デモ画面) |
↑先進技術推進センター 爆発物対処用ロボット(上)と、コントローラー(下) |
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↑先進技術推進センター 陸上無人機(車体は民生用ジムニー) |
↑先進技術推進センター 電気自動車(全駆動式) |
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←先進技術推進センター 先進個人装備システム |
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先進個人装備システムとは・・・ 各隊員の現在位置や目標位置、バイタルサインなどの各種情報を共有し、必要に応じて軽量高性能な防弾装備をくみあわせることができます。隊員の戦闘能力向上が可能な次世代の個人装備システムの実田を目指しています。 *先進技術推進センターのパンフレットより抜粋 以下の3要素が合わさって、システムを形成しています。 ●センサ等 89式小銃に取り付けられたカメラや、分隊長クラスが所持する大型カメラ ●情報・通信機器 隊員個人が胸付近に取り付けている小型モニターや、分隊長が装着しているアイカメラ、無線機 ●個人要防護装備等 新型防弾チョッキや通気性の良い戦闘服やブーツ |
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●センサ等 カメラに映された映像が小型モニターに映し出されます。 | ||||||||||||||||||||
●情報・通信機器 GPSが各隊員に取り付けられている為、位置情報も表示(青●) カメラで敵を発見すると赤●でマーキングされます。 |
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座標、無線機の電池残量、感度、心拍数までもが分かってしまいます。 | ||||||||||||||||||||
デモンストレーション終了後に行われたミニ撮影会。 隊員の皆さんは第1師団第1後方支援連隊所属だそうです。 今回初めて参加しましたが、私のくだらない質問に丁寧に答えていただいた技官の皆さん、ありがとうございました。 |
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