川崎工廠川崎工廠長出張報告書>東京電力送電線柿生線・西東京変電所 視察

発電所で造られた電気は送電線と変電所を経由して、自宅や事業所へ届けられます。そんな送電線が自宅から何本か見えます。
「柿生線」と名付けられたその送電線は東京・町田市から川崎市内を通り横浜市都筑区が終点となります。
以前終点は見たことがありましたが、始点はまだ入ったことがありませんでした。
梅雨真っ最中、雨の中の視察です。


▲小田急8000形(登戸駅下りホーム)             ▲東京メトロ16000系(新百合ヶ丘駅上りホーム)

宮前平から溝の口・武蔵溝ノ口、登戸経由で小田急線小田原線・多摩線「黒川駅」へ。
道中、小田急らしい塗装の電車や、メトロの最新鋭車と遭遇したりと楽しんでいましたが・・・

▲黒川駅前の風景                      ▲鶴川街道より。奥側:柿生線 手前側:港北線

最初は有った歩道が進むにつれ無くなり、山越えをするため蛇行する鶴川街道は怖かったです。

山を下ると・・・看板が見えました。「電源開発株式会社 西東京電力所」。東京電力西東京変電所も敷地内にあります。
*電源開発株式会社は戦後、国の特殊会社として設立、現在は民営化されています。水力・火力発電所や、風力・地熱発電所も有している会社で、作られた電気を一般電気事業者(東京電力や関西電力など)に卸しています。

▲電源開発西東京電力所・東京電力西東京変電所正門      ▲正門先にて、港北線の鉄塔

鶴川街道から道をはずれ、ゆったりとした山道を登ると、見えてきました今回の目的地。西東京変電所です。
流石に大きいです。ここが何百・何千戸へと電気が配られる中継点の1つなんですから、スゴイです。ゆっくり眺めていたかったですが、OD色のポンチョを着て怪しさ満点なので先に進んでみます。

鉄塔には番号が付与されています。自宅から見えるのは「柿生線」39号〜41号。どうせなら1号、見たいです。
しかし、どうやら真下まで行くのは難しい?地図を見ても道が・・・多摩丘陵の森を切り開いたところに建設されてしまったので近づくことは容易では無いようです。諦めて撤退です。


黒川駅から西東京変電所まで約2.5キロ・・・帰りは鶴川駅まで約4キロ、歩きます。

そこからバスで「こどもの国駅」、長津田経由で帰宅です。

鶴川駅からバスに乗った時に思い出した、左の路線図。

短大時代に、小田急好きな方と考えたものです。
こどもの国線を通勤線化にしたんなら、路線延長もしちゃえ!
って感じで考えました。

これを実現していただければ、便利だなぁと実感してました。

横浜市営地下鉄ブルーラインが新百合ヶ丘まで延伸してくれた方が良いんですが、予算が無いようです。